摂取して捨てざれば 阿弥陀となづけたてまつる

阿弥陀さまのはたらきの大きな特色に
摂取不捨(せっしゅふしゃ)があります。

親鸞聖人のお示しには、
摂の字は「逃げるものを追いかけて捕まえる」と、
取の字は「一度捕まえたら決して放さない」とあります。
逃げるものは追いかけてでも捕まえて、
決して放さずお救いになる阿弥陀さまのおはたらきを
摂取不捨といいます。

私は職場で2歳児の野外活動クラブを手伝うことがあります。
彼らにとっては、
身近な自然の中にも興味深いことがいっぱいで、
あちこち動き回ります。
でも見ているととても危なっかしくて、
逃げるものを追いかけて捕まえて放せないような場面がいっぱいです。

阿弥陀さまから見た私たちは、
きっと2歳児そっくりなんでしょう。
危なっかしくてじっとしていられない。
目の前のことすらもまともに見ることができずに、
手放すことなんかできない存在なのでしょう。
いつも自分中心の視点でしか見ることができず、
順調な時はともかく、何か一つでも当てが外れると、
一気に調子が悪くなります。
不安が不安を生んで、
自分を守るための言い訳に振り回され、
他者を責め、苦しみが深くなります。

阿弥陀さまは、そんな私をご存知で、
救わずにはいられないとはたらいてくださいます。
そのはたらきは、常に私に至り届き充ち満ちて、
私の口から「ナンマンダブツ」と
お念仏となってあふれ出てくださいます。

「あなたの苦しみ悲しみを私にまかせなさい。
苦しみは無くならないけれど、
私の苦しみとし、いつも一緒に歩みます。
あるがままに受けとめて、安心して人生を歩み抜いておくれ」
と届いてくださいます。

阿弥陀さまは、
お念仏の声となって苦しい時も悲しい時も私を温かく包み、
支えとなってくださいます。
私の人生の指針となってくださいます。
お念仏を私の確かなよりどころとし、
安心の人生を歩ませていただきましょう。

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