ただ念仏のみぞまこと
2023年11月4日
先日ある方からこんな質問を受けました。
お通夜やお葬儀の際のお焼香の作法について、
焼香台の前で、まずうしろを向いて他の皆様にお辞儀をして、
それからお焼香をしているがその順番でいいのか?
という質問でした。
確かに、お焼香の前に参詣の皆さまにお辞儀をされている方をよく見かけます。
でも本来は、何よりも先に御本尊に向かってお焼香をし合掌礼拝をします。
それが終わってから世間様にご挨拶されるのがいいでしょう。
御本尊の阿弥陀さまが何よりも大切で、
世間ごとはその後だからです。
でも改めて考えると、
なぜ阿弥陀さまが私にとって一番なのか、と思いませんか?
なぜ大切なのでしょうか?
親鸞聖人は、
世間の一切は仮のことであり
「ただ念仏のみぞまこと」とお教えくださいました。
この私の称えるお念仏のみこそが真実ですよ、
とおっしゃるのです。
阿弥陀さまは、私にいつも寄り添ってくださり、
必ず救うと、私を包んでくださる仏さまです。
私の生き死にを超えてお支えくださり、
人生のかけがえのないよりどころとなってくださいます。
そして私の口で称えるお念仏「ナマンダブ、ナマンダブ」ですが、
阿弥陀さまは声の仏となって私とご一緒くださっているのですと、
親鸞聖人は明らかにしてくださいました。
ですから「ただ念仏のみがまことです」とおっしゃったのです。
私を救うために、はたらきづめにはたらいてくださるのです。
阿弥陀さまにお礼を申し上げることは、
世間ごととは比べものにならない大切さです。
なので御本尊、阿弥陀さまへの合掌礼拝が一番なんですね。
今月は長泉寺の報恩講があります。
私にとっての真実をお教えくださった親鸞聖人のご恩に
感謝させていただく大切な法要です。
皆さまのご参詣を心よりお待ちしております。
南无阿弥陀仏
