つねにわが身をてらすなり

お正月に見たスマホのページに、おみくじコーナーを見つけました。
浄土真宗では、おみくじは一切用いませんよ。念のため。
でもちょっと遊び心で引いてみたら・・・「凶!」
「えー何で!」ともう一度。
また凶、次は大吉!!
もちろん信じてもいませんが、気分はアップダウン。
頼りない自分の心にあきれるばかりです。

ちょっとのことで落ち込んだり、うかれたりは毎日のようです。
たとえば誰かの一言で喜んだり、心ない一言で突き落とされたり、
不安や怒りや悲しみに振り回されているのが私の心です。
その原因がどこにあるのか。
それは思い通りにしたいと願う「私の思い」にあります。
思い通りにしたいと願わなければ、たちまち苦悩は解決しますが、
思い通りにしたいと願う私の思いから開放されることはありません。
若くありたい、元気でいたい、死にたくないと、
この思いはどうやっても離れません。
これを煩悩(ぼんのう)といい、釈尊は、苦悩の根源と示されました。
でも私たちは煩悩をなくせないのです。

阿弥陀さまは、煩悩をなくせない私たちこそを目当てとし
「必ず救う」とはたらいてくださいます。
そして私たちを救いの光でいつも包んでくださっているのです。
でも煩悩だらけの私たちには、この光はみえません。
ですから阿弥陀さまはナモアミダブツのお念仏となって、
私の声を通して届いてくださるのです。
私が凶であろうが大吉であろうがまったく関係なく
「阿弥陀にまかせよ。必ず救う!」と、常にここにいてくださるのです。
私たちは、仏さまのお慈悲にいつも包まれているのです。

だから浄土真宗では、おみくじにまったく用事がないのですね。

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