みな本願海に入れば、どの川の水も海に入ると一つの味になるように、等しく救われる

先日から東北地方で大雨が降り、秋田や山形などは大変なようです。
またこの大雨はしばらく続くそうです。
川が氾濫し、田畑が泥に埋まり大きな被害がでています。
人命救助のために出動したパトカーも流されて、警察官が殉職されたと聞きました。
心からお見舞い申し上げます。

毎月のように世界中でこのような洪水被害が発生しています。
川は、普段は穏やかに流れ、子どもたちも遊ぶ恵みの川です。
しかし条件によって表情は一変し、荒れ狂う川にもなります。

私たちの人生も川の姿に似ています。
穏やかに流れて、周囲の恵みとなるときもありますが、
何かがあれば荒れ狂い、周囲を傷つけ、命も生活も奪ってしまうことだってあるかもしれません。

冒頭のお言葉は、
親鸞聖人がお書きくださった正信偈の一節を現代語で表したものです。

親鸞聖人は、私たちの人生を流れる川に喩えられています。
美しく澄んだ川でも、
濁流激流の川でも、もれることなく最後には海に流れ着きます。
海はきれいな水も泥水も、どんな水でもすべてを塩味の一味にして、
皆同じ海水として受け入れます。

聖人は私たちを受入れてくださる海を、
阿弥陀さまの本願の海「本願海」と表現されました。
阿弥陀さまは、
どれほど濁り切った私でも、どれほど傷ついた私でも、
みなすべてを等しく本願の海に導き、
そのままの私を受入れ、
浄土の仏と仕上げてくださるとお示しくださっています。

どのような私であっても、
けっして離すことなく本願の海へと
確実に導いてくださる阿弥陀さまのおはたらきに、
ともどもに感謝し、お念仏いたしましょう。

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