2021年8月3日
暑い暑いで 夏きらい

暑い暑いで 夏きらい 半年経ったら 冬きらい
上の言葉は、あるお寺の伝道掲示板に書いてあった言葉です。
うん、たしかにその通り。
これは私のことです。まったく自分勝手ですよね。
自分勝手な私の姿から、見えてくることはなんでしょう。
それは、自分に都合のいいことを願う私の姿です。
夏や冬はさすがに思い通りになりませんが、
私の周りの人や出来事は、私の思い通りになって欲しいと願います。
願い通りになればいいのですが、そうはなかなかなりません。
当たり前ですね。
でも頭ではわかっていても、納得はできません。
日常の些細なことから、老いや病や死といった重大なことも、
思い通りになりません。
その度に腹立ち、ねたみ、悲しみ、
そしてこの苦しみを他人や物事のせいにして、
自分でますます苦しみを深めているのが私です。
この思い通りにしたいと願う心を、
仏教では「煩悩(ぼんのう)」といいます。
煩悩から離れることができれば、苦しみから開放されますが、
離れることはできません。
阿弥陀さまは、
煩悩だらけの私を救うことを何よりも願ってくださいました。
そして煩悩まみれの私に
一切の条件をお付けになりません。
私を煩悩のままで、必ず救うとはたらいてくださいます。
そしてそのはたらきは、
ナモアミダブツのお念仏の声となって
今ここに、届いてくださっています。
私の称えるお念仏ではありますが、
阿弥陀さまのはたらきが私に至り届いて、
私の口からこぼれ出てくださるお念仏なのです。
苦しむ私をそのままに、
抱き包んでくださる阿弥陀さまに感謝申し上げましょう。
南無阿弥陀仏
