災難から逃れるにはどうしたらいいの?

災難に逢う時節には 災難に逢うがよく候
死ぬ時節には 死ぬがよく候
これはこれ 災難をのがるる妙法にて候

曹洞宗の僧侶、良寛さんは71歳のときに震災に見舞われたそうです。
冒頭の言葉は、大きな被害をうけた友人に出された手紙にある言葉です。
災難から逃れる方法は、災難にあうのがいいんだと。
なんの努力もいりませんが、それが逃れる方法?なんで?
腹をくくって事に当たれと言われるのでしょうか?

人として生まれたからには生老病死からは逃れることはできず、災難からも逃れることはできません。
あるがままを受け入れ、その時自分ができることを一生懸命やるしかない
というのが当たり前のことだと思います。
でも私たちは困難に出くわすと、なんとかこれを避けようとして
ワラをもつかむ思いで余計な情報にふりまわされたり
極力眼をそむけて見ないようにしたりしがちです。
腹をくくって、逃げずに、そのままを受け入れられたら、
本当は道が開けるのかも知れません。
ですが、そんなに簡単に腹がくくれるでしょうか?

阿弥陀さまは、災難に面して腹のくくれない私を
一番のお目当てとされています。
「必ず救うから、安心して人生をすべて私に任せなさい」と
願ってくださいます。
阿弥陀さまはお念仏の声となって
私といつも一緒にいてくださり
私の苦しみをともに受け止めてくださいます。
命を超えた本当の奥底から私を支えてくださいます。
ですから災難にあったとしても
そのときに自分ができることを安心して
一生懸命やれる力となってくださるのです。

皆さま共にお念仏の人生を歩ませていただきましょう。

2020年12月の寺報より

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