力を抜いたとたん、世界がひらける

一年ほど前からウクレレを始めました。簡単そうに見えましたが、甘くはありません。うまく弾こうと思うと力が入って失敗の連続です。力を抜いたらもっと失敗します。結局、練習して指が勝手に動くまでになって、音楽をたのしむ余裕ができたとき、ちょっと弾けたと言えるのです。のびのびとありのままに弾けるようになるのは、そんなに簡単ではありませんでした。

ところでみなさんは人生のベテランですか? 誰しも生きることには手を抜かず、自分なりに一生懸命生きてきたと思います。一生懸命生きれば、肩の力が抜けて、のびのびとありのままに生きられる、そうならいいですね。でも人生そうはいきません。歳を重ねても、ぶつかり引っ掛かり、腹を立てたり自信をなくしたり、自分のありのままをぐっと抑えて、ときに苦しみ、心に涙して生きているのではないでしょうか。

阿弥陀さまは、そんな生き様の私たち一人一人をご覧になり「あなたの苦しみ悲しみを、ありのままそのままで必ず救いとります。私に任せなさい」と願われています。私たちは、ありのままでありたいと思いながらも、そうなれずに苦しんでいます。いつもどこかで「これではいかん。こうでないと!」と頑張って、力を入れてしまいませんか? またうまくいかずに、自信を失っていませんか? そんな「ありのままに生きられずに苦しんでいる私」を「その苦しみのままでOK!」と言ってくださるのが阿弥陀さまです。私が引き受けられない「ありのままの私」を、阿弥陀さまは全く注文なしに、引き受けてくださるのです。

現実の世界で完全脱力して生きることは無理だと思います。でも「ナンマンダブツ」とお念仏申し「阿弥陀さまにお任せします」と思えたなら、人生の肩の力が抜けて、のびのびとありのままに生きることに近づけます。ウクレレを楽しむことができるように、どんなことがあっても、今を生きることを喜ばせていただける人生を送らせていただけるのです。

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