前に生れんものは後を導き、後に生まれんひとは前を訪へ

法要の前には表白(ひょうびゃく)という言葉が入ることがあります。
表白は、お勤めの趣旨意味を、参列者共々に仏さまをお敬いし、申し上げるのです。
この法要ではこう申し上げるという表白のサンプル集もあります。

先日、墓じまいのため墓前でのお勤めをしてほしいと依頼がありました。
それで墓じまいでは表白をどう言うかサンプルを探しましたが、ありませんでした。
お墓を建てるときの表白はありますが、墓じまいの表白はなかったのです。

当日墓前に参りますと、多くの方がご参集でした。
平日のためか年配の方がほとんどでした。
お墓は立派で、昭和の始め頃の建立のようでした。
当時はさぞかし建立を喜ばれ、大切にされたのだと偲ばれました。
でも年月とともに、人々も社会も大きく変わりました。
そしてこの日を迎えました。

「墓じまい」という言葉は、
何となくむなしくさびしく、後ろめたさも感じます。
でも本当に大切に護るべきものは、
先にご往生された方々が、私たちにお伝えくださった仏法です。
お墓に込められたナモアミダブツのお心です。
様々な事情からお墓は片づけたとしても、仏法を片づけてはいけないのです。

阿弥陀さまという仏さまは、
死んでからお護りくださる仏さまではありません。
今ここに、私の称えるお念仏の声となって、
いつも私とご一緒くださり、私を護りはぐくんでくださる仏さまです。
子や孫や、未来のすべての人々の、
命の支えとなってはたらき続けてくださいます。
声の仏さまとなって私をつつんでくださるナモアミダブツを
絶やすことなく伝えて欲しい!というのが、
ご往生された方々の大きな大きな願いです。

この日の表白は
「一同、心をあわせて今までに感謝するとともに、
これからも仏さまをお敬いし、
お念仏の人生を歩ませていただくことを敬って申し上げます」
と締めくくらせていただきました。

南无阿弥陀仏

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アップロードが遅くなりおわびいたします。

秋季彼岸会は9月23日9時30分より始まります。どなた様もお参りください。

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