2020年10月29日
お浄土は、人生の帰着するわが家です

私は子どもの頃、学校からの帰り道にいろんなことを考えながら帰っていました。
今のように集団登下校などなかった時代です。
他愛もないことを考えながら歩いているうちに「ハッ」と気がつくと、わが家の前に立っていたということがしばしばありました。
京都の街中で、どうやって交通量の多い道を歩いてきたのでしょう。
全く思い出せないということがよくあったのです。皆さんにはそんなことありませんか?

でも無心のままに、帰れる家があることは、今から思うとありがたいことです。
安心して帰れる場所があるからこそ、無心のままに、その一日を歩むことができるのでしょう。
子どもにとって安心して帰れる場所があることは、当たり前ですが何よりも大切なことだと思います。
私たちは無心に遊ぶ子どものような存在です。
夕方になってきたのに、家に帰るのも忘れて遊んでいるようなものです。
阿弥陀さまはそんな私たちをご覧になり、安心して帰れる場所「お浄土」をご用意くださいました。
お浄土は私たち全員に開かれています。
ですが私たちが気付かないのか、それとも親の呼びかけに「ナンマンダブツありがとうございます」とお応えするかの大きな違いがあります。
私たちに「お浄土」という、人生の帰着するわが家があることは、私の歩む人生に大きな力を与えてくださるのです。
お念仏の人生を、これからも歩ませていただきましょう。
